《蝶籠》
囚われた蝶 捕らえた人間 無垢な君 愚かな僕 交錯し絡み合う 僕たちの歪曲周波数
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<風船>
僕は気付いた
ずっと
ずっと憧れていた
赤い風船が
ある日木の枝に
引っ掛かっていた
そっと
腕を伸ばしてみる
意外と低い
あと少しで届く
椅子を持って来て
更に背伸びをする
一迅の風
赤い風船は
空高く
高く舞い上がる
振り上げた腕
広げた指先
掴んだ虚空
胸を過ぎる
虚無 絶望 失望 焦燥
憧れなければ
気が付かなければ
手を伸ばさなければ
感じずに済んだのか
それでも
知らなければ良かった
なんて今更思えない
僕は
手に入れたモノを
背負ったモノを
何ひとつ手放せない
荷物になっても
足枷になっても
失ってから
後悔はしたくないから
だから僕は
乾いた地面を
這って進む
重みで手足が
擦れようとも
分かってるんだ
荷物のひとつやふたつ
捨ててしまっても
構わないんだ
軽くなれば
後ろなんて
振り返らなければ
僕だって飛べるんだ
あの真っ赤な
赤い風船ように
空高く
青さに溶けるくらいに
でも僕は
置いた荷物が
捨てた足枷が
気になって
きっと
下を見てしまう
そのあまりの高さに
あまりの遠さに
目が眩み
僕はきっと
耐えられない
だからさよなら
萎んだり
破裂しないで
またいつか
その綺麗な赤い勇姿を
僕に見せてね
僕の憧れ
赤い風船
ずっと
ずっと憧れていた
赤い風船が
ある日木の枝に
引っ掛かっていた
そっと
腕を伸ばしてみる
意外と低い
あと少しで届く
椅子を持って来て
更に背伸びをする
一迅の風
赤い風船は
空高く
高く舞い上がる
振り上げた腕
広げた指先
掴んだ虚空
胸を過ぎる
虚無 絶望 失望 焦燥
憧れなければ
気が付かなければ
手を伸ばさなければ
感じずに済んだのか
それでも
知らなければ良かった
なんて今更思えない
僕は
手に入れたモノを
背負ったモノを
何ひとつ手放せない
荷物になっても
足枷になっても
失ってから
後悔はしたくないから
だから僕は
乾いた地面を
這って進む
重みで手足が
擦れようとも
分かってるんだ
荷物のひとつやふたつ
捨ててしまっても
構わないんだ
軽くなれば
後ろなんて
振り返らなければ
僕だって飛べるんだ
あの真っ赤な
赤い風船ように
空高く
青さに溶けるくらいに
でも僕は
置いた荷物が
捨てた足枷が
気になって
きっと
下を見てしまう
そのあまりの高さに
あまりの遠さに
目が眩み
僕はきっと
耐えられない
だからさよなら
萎んだり
破裂しないで
またいつか
その綺麗な赤い勇姿を
僕に見せてね
僕の憧れ
赤い風船
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