《蝶籠》
囚われた蝶 捕らえた人間 無垢な君 愚かな僕 交錯し絡み合う 僕たちの歪曲周波数
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<過去の欠片達>
過去のHP《鳥籠》時代(たぶん)のログが残ってたのであげてみる。
↓結構、延々と続くのでお暇な方だけどうぞ(苦笑)
▼
この身に埋め込んだ
銀が響く
嫌でも感じさせられる
その存在感
もう後には戻れない
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柔らかな灯が
水面を凪ぐ
小さな風はやがて
大きな波紋を生み
静かに
緩やかに
浸透していく
世界を支配する
時の旋律の様に
願わくば君の温もりで
▼
鋭い瞳で緩い呪縛を
低い声で泡沫の夢を
澄んだ刃で血の海を
そこに愛など無くても
不完全な月が嗤う闇夜に甘い逢瀬を…
▼
一歩が踏み出せない
怖くて足が竦む
情け無く膝が笑う
言い訳が頭を支配する
▼
ジレンマ。
そっと大事に溜めておきたいのに
シトシトと零れ落ちる
必死に掬い上げても
指の間をすり抜け
枕を濡らすだけ
▼
コンプレックス。
『大丈夫だよ』
『気にすることないよ』
『前向きに行こうよ』
その言葉が劣等感を煽る
ヤメテ
ホウッテオイテ
本当に想ってくれるなら
ただ抱き締めて
▼
自分の存在を認識する自分
同一であるが故に決して交わらない
天邪鬼
孤独を愛し群れを厭うくせに
寂しがり屋で落ち着かない
強化硝子で出来たウィンドウは一切の攻撃を受け付けず
ただ無様なマネキンを晒すのみ
▼
僕は嘘を吐いた
自分の為に
『自分』に
孤独を愛するくせに群れに憧れる
僕は寂しがり屋な甘えん坊だから
傷付いてみっともない自分なんか見たくない
僕は意地っ張りで見栄っ張りだから
今日もいつもの仮面を被り
独り颯爽と歩く
▼
音が飽和する
人のざわめき
車のクラクション
安っぽいラブソング
戯言だらけのこの街で
風にそっと耳を寄せる
凪ぐ風が遥か万里の彼方から
君の声を届けてくれると
信じて
いやしかし、暗いね全体的に(笑)。
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