《蝶籠》
囚われた蝶 捕らえた人間 無垢な君 愚かな僕 交錯し絡み合う 僕たちの歪曲周波数
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<過去の欠片達Ⅱ>
例の如く、延々と続くので暇な方のみ続き↓からどうぞ。
※微鬱注意~!!←ほとんどが後ろ向きですので。
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夕闇の公園
軋むブランコに映えるオレンジ
陰る君の横顔
懐かしき昔日の日々
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あの時
差し出された君の手をとれば
どんなに楽だったろうか
深い水底で
僕は未だもがき続ける
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静かな雨音に
身を委ね
微かな鼓動に
耳を澄ます
過ぎしあの日の
罪は消えないけれど
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天を翔け
数多の星を巡り
魂は闇に飽和する
勇者よ
導きの光となれ
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鎖に囚われた天使よ
背負う十字架は
その翼折れるほど
重かったのか
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この鎖は何処へ
繋がっているのか
上も下も分からぬこの世界で
いったい俺は
何処へ行こうともがいているのか
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俯いて流した水溜りに
虹が映える
さあ 見上げよう
雨は止んだ
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赤く充血し
闇を切り裂き
月が吠える
忌まわしき
悪魔の契約
汝、違えることなかれ
▼
ただひとつ惜しむは
零れ落ちた雫
見つめ合ったはずの
曇りなき瞳
今は戻らぬ
君のぬくもり
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何も考えずに
君を好きになれたなら
きっと
この空も飛べたのに
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抉られた傷痕が疼く
渇いて漏れる喘ぎ
鉄臭い血の薫り
混濁していく意識
快楽と劣等感
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飛びたかった
あの抜ける様な空へ
手を伸ばしたんだ
そこにあるはずの
夢を掴む為に
▼
凍てつく僕を
君の温かな血が
溶かしていく
支えを失った身体は
脆く崩れ 地に臥す
彼等の逝く先を誰も知らない
▼
欲しいモノが手に入らない
己の無力を知り 他人を羨む
穢れた身体に針のような視線
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凍てついた夜空に
白く輝く月は
血に餓えた瞳で嗤う
神に魅入られし
紅き牙持つ狩人よ
汝、十字架を剣に
身を盾にして
血路を開け
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白き肌に 紅き花
甘美な躰を貪りし君は
血に餓えた気高き肉食獣
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焼けたアスファルト
揺らめく蜃気楼
小麦の肌に滲む汗
誘う指先 蠱惑な瞳
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切なさに
胸打たれた夕暮れ
哀しさに
枕濡らした月夜
堕ちた砂は戻らない
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哀れな犠牲(ひつじ)と実験台(ねずみ)
繰り返される過ち
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永遠(とわ)に続く
死への階段を登るため
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籠の中の鳥
自由という名の翼
愛玩という名の束縛
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理想(イデア)を貫く為
自我(エゴ)を通す
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君の流した涙が
例え
血の色であったとしても
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血と雨と涙の帰り道
焦りと苛立ちの悪循環
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カタチある「言葉」
カタチなき「想い」
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伝わらぬ想い 消えぬ過去
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叫びたいケド 叫べない
僕ノ渇いた喉が君を求メル
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この暗く冷たい闇の中で
道に迷った手を引いて
その優しい腕で
さあ 抱いて
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肉体(カラダ)が肉体(ニク)を欲するから
ありのままの君を喰い尽くす
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満月が暗い海へ沈むとき
君が僕の手から
天へ昇る
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天が奈落へ堕ちる日
私は母なる海と共に
母なる海へ還ろう
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延ばし過ぎた執行猶予
切れた賞味期限
さあ この死体(生ゴミ)
ドコに棄てようか
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カルキ臭い水槽で泳ぐ僕は
大海を夢見る妄想症(パラノイア)
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108の欲望と煩悩という名の棘
水が無くても笑う
僕は仙人掌(サボテン)
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止まった時間(トキ)
生物(ナマモノ)と玩具(オモチャ)
そして 僕の人形(シカバネ)
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例え
道無き獣道であっても
神が示す道標に
叛く大罪であっても
己を信じ
この身朽ち果てるまで
この血塗られた我が道を進もう
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意味の無い 行動なんか無い
当たって砕けても
やり直せばいい
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「自分」という名の仮面
あなたは幾つ持っていますか
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さあ逝こう
命綱は大丈夫かい?
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