《蝶籠》
囚われた蝶 捕らえた人間 無垢な君 愚かな僕 交錯し絡み合う 僕たちの歪曲周波数
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■STAR BLUES■05
今晩み、ミカでげふー。
お待たせ5回目です。携帯からだと文字制限のせいで、かなりハンパなトコロで切らなくちゃいけないのが心苦しいです。…す、進まないー(´□`;)。
お待たせ5回目です。携帯からだと文字制限のせいで、かなりハンパなトコロで切らなくちゃいけないのが心苦しいです。…す、進まないー(´□`;)。
■■■■■
「取りあえず一旦、部屋へ戻って着替えて行こう。まだ時間はあるし、着替えたらアスターの部屋いくからね」
「あぁ、了解」
軽く手を振って角を曲がっていくルートを見送る。
一緒に走っている途中でどうでもよくなって、思わずちょっと笑ってしまった。基本いろいろなことに関心の薄い俺は、ルートの天真爛漫さに結構救われているところがある。
部屋にもどり、セキュリティを解除して中に入る。必要最低限の家具しかない、我ながら殺風景な部屋だ。
「さて、と…」
ルートのことだからシャワーでも浴びて、小一時間はかかるだろう。ベッドに横になると軽い睡魔が襲ってくる。逆らわずにゆっくりと瞼を下ろすとすぐに意識は途切れた。
ピー、ピピーっ!!
意識の遠くで警報が鳴る。何か夢を見た気がする。
「アスター?お~い」
インターフォンからルートの声がして慌てて体を起こす。オートロックを解除すると、着替えたルートが仁王立ちで待っていた。
「んもー!!もしかして寝てた?」
「あぁ、悪い」
「まぁ、いいけどね。ふふ、着替えはともかく、寝癖は直した方が良いよ」
ドア脇の鏡を覗くと、確かに前髪が豪快に跳ねている。時計は部屋へ戻ってから約1時間後をさしている。ルートを中へ入れて、取りあえず寝癖を直す。
「相変わらず、何にも無い部屋だねー」
「別に困らないからな」
「つまんなーい」
「俺にはその服の気合の入れようの方が分からん」
シンプルかつ機能的なだけの白い制服(それすらもルートは改造して着ている)ではなく、帽子、凝った作りのシャツ、リボンタイ、トレードマークとも言うべきサスペンダー、ショートパンツ、ニーハイソックス、緩めのブーツ。
「だって、数少ないオシャレする機会でしょ!!」
「そうか?」
「それなのに、アスターは制服のままだし!!格好良いんだからもっとオシャレしようよ!!」
「俺は普通だよ。お前が俺の分、綺麗だからな、十分だよ」
「…ホント?僕、綺麗?」
俯き加減で顔がよく見えない。
「あぁ。でもこの帽子は要らないな。せっかくの綺麗な髪が勿体ない」
帽子を取って、腕に持たせてやる。
.....NEXT
「取りあえず一旦、部屋へ戻って着替えて行こう。まだ時間はあるし、着替えたらアスターの部屋いくからね」
「あぁ、了解」
軽く手を振って角を曲がっていくルートを見送る。
一緒に走っている途中でどうでもよくなって、思わずちょっと笑ってしまった。基本いろいろなことに関心の薄い俺は、ルートの天真爛漫さに結構救われているところがある。
部屋にもどり、セキュリティを解除して中に入る。必要最低限の家具しかない、我ながら殺風景な部屋だ。
「さて、と…」
ルートのことだからシャワーでも浴びて、小一時間はかかるだろう。ベッドに横になると軽い睡魔が襲ってくる。逆らわずにゆっくりと瞼を下ろすとすぐに意識は途切れた。
ピー、ピピーっ!!
意識の遠くで警報が鳴る。何か夢を見た気がする。
「アスター?お~い」
インターフォンからルートの声がして慌てて体を起こす。オートロックを解除すると、着替えたルートが仁王立ちで待っていた。
「んもー!!もしかして寝てた?」
「あぁ、悪い」
「まぁ、いいけどね。ふふ、着替えはともかく、寝癖は直した方が良いよ」
ドア脇の鏡を覗くと、確かに前髪が豪快に跳ねている。時計は部屋へ戻ってから約1時間後をさしている。ルートを中へ入れて、取りあえず寝癖を直す。
「相変わらず、何にも無い部屋だねー」
「別に困らないからな」
「つまんなーい」
「俺にはその服の気合の入れようの方が分からん」
シンプルかつ機能的なだけの白い制服(それすらもルートは改造して着ている)ではなく、帽子、凝った作りのシャツ、リボンタイ、トレードマークとも言うべきサスペンダー、ショートパンツ、ニーハイソックス、緩めのブーツ。
「だって、数少ないオシャレする機会でしょ!!」
「そうか?」
「それなのに、アスターは制服のままだし!!格好良いんだからもっとオシャレしようよ!!」
「俺は普通だよ。お前が俺の分、綺麗だからな、十分だよ」
「…ホント?僕、綺麗?」
俯き加減で顔がよく見えない。
「あぁ。でもこの帽子は要らないな。せっかくの綺麗な髪が勿体ない」
帽子を取って、腕に持たせてやる。
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